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日記

『銃、鉄、病原菌』

時を超えて読んでる。

山形浩生氏が大昔、本書の批評の中で、格差は「ダイヤモンドの言う生態地理的な」初期条件が全てなのかという問いを出していた。

僕は山形氏は暗に、生態地理的でものだけではなく、ヒト集団の遺伝的な違いについても考慮すべきではと言いたいのだと考えていた。

それが結実したのは、ニコラス・ウェイドの近刊である。本日図書館にてそれを借りに行ったが、一足遅く、先に取られていた。残念。

 

エスニシティによって、気質や気質が導く知性などに差が出ることはありえることだ。少なくとも最近まで文明的な社会でなかったのならば、「戦士気質」の人間の割合が多くてもおかしくない。

具体的に言うと、極めて周縁的な存在であるアボリジニや、ブッシュマンたちだ。

そしてアフリカ系アメリカ人の現在の状況も、統計を見る限りでは嘆かわしい限りである。これがMAOAと関連しているならば、人種レベルではなく「遺伝レベル」の教育に対する干渉をしてもいいんじゃなかろうか?

 

 

 

リベラルな社会は、何らかの代償を払っている。

たとえば法は平等に人を裁き、平等に人を助けようとするが、世の中にはほとんど救いようがない悪人がいる。そいつらすら時が経てばシャバに送り出さなければいけない。

かつての世なら、彼らは極悪人の角で処刑された所だろう。しかし今の時代、彼の遺伝子は平気で残ることができる。