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人年と罹患率の関係メモ

 

人年と罹患率の関係。

例えば4年間で合計80人がAに罹患し、32750人年の合計観察人年を経ると、

 

80人 ÷ 32750人年 = 0.00244/年

 

あるいは、1000人年あたり2.44人となる。

ここで罹患率の単位が年になっていることに注意。

たとえば、10キロを2時間で走ったら、2km/hとなるだろう。

それと同じように、ある単位時間辺り、何人がが罹患するかとなる。

0.00244/年と書くとわかりにくいが、

0.00244 (人/人年)のうち、人の部分が消されて、年だけが残っている感じ。

 

ただこれは分かりにくいような気がするな。

1人の人間を1年観察したら、0.00244人が発症

1000人を1年間観察したら、2.44人発症するスピードということだろう。

 

疫学について考える時、おそらくは不謹慎だろうが、僕は脳内でゲーム化して考える。

 

たいていのシミュレーションゲームは、単位年がありね1ヶ月ごとに進むとかになる

だからこの罹患率の場合、1年のうち1000人の人間のなかから、2.44人が発症するというイメージなのだ。

 

 

罹患率の分母になるはずの「観察人年」というのは、疾病が起こりうる危険がある人口(population at rusk)のみを対象とし、疾病がかかる危険がないものは省く必要がある。

だから子宮頸がんの罹患率を調べるなら、男を省くべきだが、すでに子宮摘出手術を受けた女性も除外しなければならない。

栃木県におけるA病罹患率などの場合は、現実問題として除外しようがないので、すべての人をpopulation at riskとして計算する。